大円筋損傷
野球の投手では投球後に上腕の振りを止める役割を果たす筋肉です。
本格派の早い直球を投げ、またいわゆる投げっぷりのいい(腕の振りのいい)投手に時にみとめられる損傷がこの大円筋損傷です。
大円筋
大円筋は小円筋の下に位置し、
肩甲骨後面の下角部から起こり、
前外方に向かって上腕骨前面の小結節稜に着きます。
大円筋は広背筋などともに脇の下の後腋窩ヒダを形成します。
大円筋は小円筋の下に位置し、
肩甲骨後面の下角部から起こり、
前外方に向かって上腕骨前面の小結節稜に着きます。
大円筋は広背筋などともに脇の下の後腋窩ヒダを作ります。
大円筋の役割
作用は、肩関節の伸展・内転・内旋です。。
大円筋は、主に肩関節を内旋させる動作(腕を体側に引き寄せる動き)と肩関節を伸展させる動作(腕を体よりも後ろ側に伸ばす)をサポートしています。
大円筋は肩甲骨に付着している筋肉ななので、基本的に上腕の動きにはあまり影響を及ぼしませんが、上腕の伸展には力を発揮します。
大円筋の触診は非常に簡単で、腕を内側に内旋させた時に脇の後ろ側で動いている筋肉になります。
大円筋と広背筋のストレッチ
①肘を天井に持ち上げて、反対の手で下に引く。
②四つん這いで、脇の下を伸ばす。少し伸ばしたい方の脇を広げる。
ストレッチは、伸ばしたままで20秒以上その姿勢を保ちます。
このストレッチをすると、肩だけでなく腰もリラックスしますので、是非お試しください。